2009-02-13から1日間の記事一覧

みごうしゃ あるいは 女学問

昨夜芝居帰りに頭の中を廻っていたことば、「みごうしゃ」。 見巧者、と書く。巧者とは、たくみなる者、で、見巧者はすなわち、見ることの巧みなる者、の意。専ら、芝居の通人などに用いる褒めことばだ。 私がこの言葉を初めて知ったのは、大学時代の『源氏…

社交場としての歌舞伎座

歌舞伎座での御見合、で思い出したが、三島由紀夫『春の雪』にはそういう時代の雰囲気がリアルに描かれた場面がある。三島自身、歌舞伎座で御見合をしている。お相手は現在の皇后陛下。 行定勲監督の映画では、今大河ドラマで主役をはっている妻夫木演じる主…