メダル効果

大受験者数V2、五輪メダル効果? 関西私大一般入試
 男子フィギュアスケート高橋大輔選手と織田信成選手が在学する関西大(大阪府吹田市)が、受験生から人気を集めている。一般入試の志願者数は、関西で2年連続1位になることは確実で、立命館大などとの差を広げている。関大は26日まで出願を受け付けており、「五輪メダル効果」も期待する。(京都新聞2010年02月19日より)

たとえば文学や理系志望の受験生にとって、晴れて合格して関大生になったところで、メダリストと一体どのような関係があるというのか?
大いにあるのです。
それは、ただ単に関大に非常勤に行っているというだけ、あるいは単にメダリストがその膝を癒した病院がすぐ近所というだけで、充分‘身内’気分で盛り上れる一おばさん(=わたくし)の心理が立証している。


日本においては、英国の階級、米国のエスニシティにかわるものは、学歴(学校歴)ではないか、という説がある。学校/大学という記号によって結ばれるある種の仮想集団(在校生のみならず、卒業生や、さらにその親族や関係者を含む)の結束の固さ、個性、その影響力の強さは、教育社会学の研究対象となる。