本歌取りかパクリか?

岡本真夜の曲やアメリカのキャラクターなど、パクリ横行の実態から「万パク」とまで揶揄されている上海万博だが、中国で知的財産権の侵害が常態化していることは、今更驚くにはあたらない事実だ。下記事でもふれたが、たとえば数多の「柳橋水車図」は訴えられたりしないし、和歌の「本歌取り」の技法はパクリとはみなされない。知的財産権、芸術とオリジナリティの概念そのものが、すぐれて「近代」的産物だからである。

北京モーター・ショーで、某外国車に酷似していることを指摘された中国側メーカー広報氏の回答。
「とんでもない、全く別物です。決定的な違いが二つもあります。一つは、○社に比べて圧倒的に安いこと。二つ目は機能が簡単だということです。」