中央郵便局続報:「焼き鳥より剥製」

中央郵便局設計変更を総務相が了承「焼き鳥より剥製」2009年3月10日11時7分
 東京中央郵便局の建て替えをめぐり、鳩山総務相は10日の閣議後会見で、設計を見直して局舎の保存部分を拡大する方針を、日本郵政から伝えられたことを明らかにした。登録有形文化財としての登録をめざす考えで、鳩山総務相も了承した。日本郵政は、東京中央郵便局と同様に建築的な評価の高い大阪中央郵便局の建て替えの着工も当面見送る。
 日本郵政西川善文社長は3日の定例会見で「登録文化財を望んでいるわけではない」と発言したが、世論の批判も懸念して方針を転換した。9日に東京と大阪の再開発計画の見直しを決め、総務省に伝えた。
 JR東京駅前の一等地に立ち、昭和初期の名建築とされる東京中央郵便局について、日本郵政は「文化財としての価値を尊重し、設計を変更する。保存部分を拡大する」と連絡。文化庁と協議しながら局舎の保存方法を詰める。
 再開発したビルの賃料から得られる収益は郵便局会社の収益源として郵便局ネットワークの維持に充てる。そのため、日本郵政は敷地内に高層ビルは建築したい意向だ。その点について、鳩山総務相は「私は文化財を守った上で開発すべきだと言ってきた。郵便局会社の経営も心配しており、高層ビル化を頭から否定するものではない」と語り、容認する考えを示した。一方、大阪中央郵便局について、日本郵政は「当面着工しない。東京中央の計画見直しの結論を見る」と連絡したという。
 鳩山総務相は「トキが焼き鳥になってはいけないが、剥製(はくせい)になって文化財として残る方法で再開発してもらう。すみやかに設計変更して欲しい」と語った。(橋田正城)

http://www.asahi.com/politics/update/0310/TKY200903100097.html
より引用。


グロテスクなものにならぬことを祈る。