こたえ

上記事のQ.モーツァルトの名作「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」が「名作」として世に受け入れられたのはなぜか?

A.レコードが普及したから。
上記番組によれば、この作品は20世紀になるまでは評価も比較的低く、ほとんど知られていなかった。しかし、1920年代から普及したSPレコードによって、1930年代には広くレコード愛好家の間で聴かれる曲となった。なぜなら、当時のSPレコードに録音可能な時間はまだまだ短く、長大な曲の場合、曲の途中でレコードをひっくり返したり、外して2枚目にとりかえたりといった中断が余儀なくされたのだが、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」の場合、各楽章の演奏時間が短く、ちょうどSPレコード片面の時間内にすっぽりおさまるものだったからだ。SPレコードに手ごろなサイズの曲だったことによって、レコードの普及とともに曲も普及し、名曲として認められるようになったのだという。