報道の怠慢

歴史的転換点となるであろう選挙を前に、政治関係の報道の少なさに驚かされる。TVは専ら同じ事件にばかりにだらだらと時間を割き、かたや新聞も一向に精彩無し。存外そうしたものなのかもしれない。ごく小さなカーヴを曲がるときには誰でもリアルにそれを実感するが、巨大規模での軌道の旋回は変化そのものに気づく者も少ない。報道の真価の問われる時でもあるだろう。